ニッポン・スヰングタイム

著作やCD制作、イベントの活動を告知します。戦前・戦中ジャズをメインとして、日本の洋楽史について綴ります。

2012-01-01から1年間の記事一覧

「戦前ジャズ・コレクション〜テイチク・インスト篇」

ご無沙汰しています。さて、いよいよ次なるCDのお目見えです。 来たる11月25日にリリースされるぐらもくらぶ第3弾は、2枚組の特作です。 “The Lost World in Jazz – TEICHIKU SWING COLLECTION” ぐらもくらぶのジャズ関連の復刻は、これからこのThe Lost Wor…

リズム・レッカーズのLUCKY盤

The Rhythm Wreckersはバンドリーダーのベン・ポラック Ben Pollack がヴォカリオン社 Vocalionの要請で組んだレコーディング・バンドで、1936〜38年に26面を録音している。ポラックの下、マグシー・スパニアMuggsy Spanier tp、アーヴィング・ファゾラIrvin…

日本ポリドールのフランス・ホット・クラブ五重奏団

ちょっと洋楽系のSP盤について述べてみたい。 この分野ではルーツ・ミュージックからラテン、ブルース、マヌーシュ・スウィング(いわゆるジプシー・スウィング)などなど、「喫茶ガロート」の博識多才なるpeiさんの足許にも及ばず教わることばかりなのだが、…

イベントのお知らせ�A『プチぐら★』Vol.5 〜蓄音機でSPレコードを聴くぜいの巻〜

2日(土)の箱根やまぼうしでのコンサートの翌日、6月3日(日)は、おなじみぐらもくらぶの主催で、ベルベットサンにて愛機を鳴らします。日本のジャズのほか、クラシック、欧米のポップスやめずらしく戦後のレコードなどもかけてみようと考えています。 こ…

イベントのお知らせ 箱根やまぼうし「蓄音機で戦前日本のジャズの世界を聴こう!」

突然ですが来たる6月、愛用の蓄音機とともに関東に現われます! 6月2日(土)13:00〜 「箱根やまぼうし」にて「蓄音機で日本の戦前ジャズの世界を聴こう!」をいたします。 「箱根やまぼうし」は女優の浜美枝さんが日本全国を訪ね歩いて見つけられた12軒の古…

二村定一フェアと旧安田邸イベントのお知らせ

ようやく遅い春がめぐってまいりました。今年の桜はなかなか満開にならなかった割にさっと散っていった印象です。 私事ですが4月12日に40歳を迎えました。30代になんとか3冊の単著を上梓できたのも、著作のテーマに沿ったCDをレーベルから出して頂けたのも、…

熊田千穂と銀座キラ星カルテットのノンシャラン音楽教室vol.1

今年は立てつづけに関東地方でお仕事をいたします。 たとえば、古民家を活かした浜美枝さんご一家の素晴らしいギャラリー・ハウス箱根やまぼうしでの連続コンサート(6月〜)などもその一つなのですが、今回、至急お知らせしたいのが、浅草で来週に控えました…

ぐらもくらぶ CD「街のSOS!」&「沙漠に日が落ちて 二村定一伝」発売記念イベントの巻

二村定一のCDと評伝を世に送り出してそろそろ一ヶ月。書評もちらほらと出始めています。 直近では2月5日に日経新聞に、そうして23日発売の「週刊新潮」3月1日号には福田和也氏が見開きで書評を書いてくださいました。 3月11日には、また新たに二村定一のCDが…

二村定一がYahoo!ミュージックに紹介されました。&2月のコンサート

新著「沙漠に日が落ちて」とCD「私の青空 二村定一ジャズソングス」がいよいよ発売されて、評判を気にする毎日です。 二村定一の潜在的な求心力は驚くべきもので、お蔭さまでなんとYahoo!ミュージックに紹介されました! 幸先良い出だしです。 日本最初のジ…

☆二村定一の評伝とCDを出します☆

あす25日、いよいよ新著「沙漠に日が落ちて─二村定一伝」(講談社)が刊行されます! ビクター・エンタテインメントのCD「私の青空〜二村定一ジャズ・ソングス」と同時発売です。 (書籍の方は、店頭に並ぶのが書店によっては26日となります。) 私は戦前日本の…

SWINGTIME聞きどころよもやま話

本日、日本コロムビアより戦前ジャズ復刻「スウィングタイム Swing Time"」がリリースされました。 曲目はすでに公表されていますから、それに沿って聴きどころをご紹介します。 まず初っ端は二村定一です。 彼の出世作である「アラビヤの唄」「あほ空」は、…

☆新CDと新刊のお知らせです☆

2012年もCDの好評や新著の出版でめでたく明けることよと思いきや、1月10日深夜12時58分に愛猫のサスケが死去しました。15歳と3ヶ月でした。 1996年10月下旬の夜、路上に捨てられて親を呼んで鳴いているのを拾ってから15年。はじめの1年で尿路結石が生じて病…

☆明けましておめでとうございます☆

あけましておめでとうございます。 2011年は、まさに激動の一年でありました。私にとっても嵐のような年でしたが、一面、創造の年でもありました。 旧年中、6タイトルがリリースされた「ニッポン・モダンタイムス」シリーズは2012年もつづきます。 1月18日に…