5月8日(火)の江戸東京博物館・春のぐらもくらぶ祭り2016『浅草オペラ100年と二村定一リスペクト・ショー』まで、あと一週間となりました。
10年ちょっと前は二村定一といっても話の通じないことが多い、マイナー中のマイナーな存在でした。二村定一を取り扱った関連ブログは自分の作ったHPを含めて五指に足りず、ごく僅かな熱烈ファンの仲間内で盛り上がっていた程度。
しかし、その潜在的な人気は徐々に広がりをみせ、「二村定一という不思議なタレントについて知りたい」という機運を高めました。筆者がmixiで拵えた二村定一コミュには現在126人が加わっています。こうした潜在的な二村ブームは、いまや「知る人ぞ知る」に留まるものではなく、ショーのコンテンツとして取り上げられるまでに復権を果たしています。その精華が今回のイベントといえるでしょう。
今回のぐらもくらぶ祭りから、ぴあでチケット前売りを始めましたが、その集客はきわめて良好だそうです。一人でも多くのお客さまに足を運んでいただいて、二村定一という複雑怪奇なピエロの魅力を知ってもらえたら、と思います。
当日、フライングで二村定一の新しいCD 「帰ってきた街のSOS! 二村定一コレクション1926-1934」をゲットできます☆
同時発売の「浅草オペラからお伽歌劇まで ~和製オペレッタの黎明」~では、20代、浅草オペラ時代の二村定一がお伽歌劇でキャラ炸裂しています。
浅草オペラの貴重写真と研究成果盛りだくさんの小針侑起著「あゝ浅草オペラ: 写真でたどる魅惑の「インチキ」歌劇」も、二村定一を生み出した土壌を知るうえで必携のお薦めです!
春のぐらもくらぶ祭り2016
『浅草オペラ100年と二村定一リスペクト・ショー』
大正・昭和初期の浅草オペラからジャズソング、そしてエロ・グロ・ナンセンスの時代を駆け抜けた伝説の名歌手「二村定一」を、まもなく100年を迎える彼を輩出した浅草オペラと共に再検証しつつ、トークとライブでたどるバラエティ・ショー!
★第一部:< 「あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑のインチキ歌劇」発売記念・浅草オペラとは?その真相と二村定一の誕生 >
「あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑のインチキ歌劇」(小針侑起著:えにし書房:5月12日)、「浅草オペラからお伽歌劇まで
~和製オペレッタの黎明~」(ぐらもくらぶCD:2枚組:5月15日)の発売を記念し、まもなく100年を迎える「浅草オペラとは?」と「二村定一の誕生」の実像に迫る、監修者たちによる画像・音源を交えた座談会。(トークほか)
★第二部:<「帰ってきた街のSOS!」エロ・グロ・ナンセンスのスター歌手・二村定一!リスペクト・バラエティ・ショー >
「帰ってきた街のSOS! 二村定一コレクション1926-1934」(ぐらもくらぶCD・2枚組:5月15日)発売を記念し、「君恋し」の歌唱で知られる昭和を代表する名歌手・二村定一の世界に浸ろう!
「青空」「アラビアの唄」を歌った日本初のジャズ歌手であり、「キッスOK」「ほんに悩ましエロ模様」などエロ・グロ・ナンセンスの帝王である二村定一を歌と映像とトークでたどる。
演奏に青木研+渡邊恭一”Swingers”、そして歌唱に山田参助&「泊」を迎えて送る、ぐらもくらぶ的バラエティ・ショー!(トークとライブほか)
トーク:大谷能生(音楽家)/毛利眞人(音楽評論家)/保利透(アーカイブ・プロデューサー)/小針侑起(浅草オペラ研究家)/佐藤利明(娯楽映画研究家)/片岡一郎(活動写真弁士)
ほか
ライブ出演:青木研(バンジョー)+渡邊恭一”Swingers”/泊 ほか
- イベント関連CD「浅草オペラからお伽歌劇まで ~和製オペレッタの黎明~」「帰ってきた街のSOS!」&「あゝ浅草オペラ
写真でたどる魅惑のインチキ歌劇」の先行即売とサイン会あり
場所:両国・江戸東京博物館ホール(JR・大江戸線・両国駅下車・東京都墨田区横網1-4-1
開催日:5月8日(日曜日)
開場:14時00分
開演:14時30分
入場料:前売り2.000円、当日2.500円
★前売り券はチケット・ぴあにて好評発売中!!!
Pコード:292760・興行コード:1611812
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1611812
主催:ぐらもくらぶ/協賛:活動写真実演会・メタカンパニー・えにし書房
<お問い合わせ>
電話:03-5273-2821(メタカンパニー内)
オフィシャルサイト:http://d.hatena.ne.jp/polyfar/